◉Use : Exhibition
TOKYO MOTORSHOW 2017
MAZDA BOOTH
- O2
- ブランドの世界観を創り出す
引算のデザイン
DSA日本空間デザイン賞2018/BEST50賞 受賞作品[応募総数/771作品]
◉コンセプト
Concept
- MAZDAブランドを確立させることを
目指したプロジェクト - ブランド独自のデザインを確立し国内だけでなく、
近年、海外でも高い評価を得るメーカーとなったMAZDAが、
ブースのデザインにもブランドを
確立させることを目指したプロジェクト。
![Photo](img_02.jpg)
長方形に近い区画に対し、区画手前にクルマを展示。奥にインタビュールームや特別なお客様専用のラウンジを設けた「メイン棟」と、建物とクルマでブランド感を伝える「シンボル棟」と建物を2棟建て、ブース全体で「日本のブランド」であることを感じられる要素を盛り込んだ。
MAZDAのクルマは「魂動」をテーマとし、クルマに命を吹き込む生命感のあるフォルムと、「人馬一体」をテーマとした走る歓びを追求したマシンという二面性を持ち合わせる。その二面性を、テクスチャやインテリアの持つ温かさや柔らかさ。建物の構造躯体の持つ力強さと対比させ、展示ブースという簡易的なデザインではなく、本物の建築に見えるデザインを目指した。
![Photo](img_01.jpg)
クルマを展示するエリアでは床をツヤのある仕上げとし、クルマが水盤に浮かび上がるように見せ、その水盤に沿って歩くと、区画中央部のメイン棟エントランスへと続く。それはまるで、池に沿って建物に向かう石畳のアプローチのような、日本建築を感じさるデザインとした。
メイン棟に入ってすぐのVIPカウンターの裏には、中庭を設置するなど、展示会の会場であえて「間」を設け、日本らしい雰囲気と共に、お客様を大切に迎え入れる"おもてなし"の気持ちを表現した。
![Photo](img_03.jpg)
2階のVIPラウンジは、1階の人混みの賑やかな空間とはガラリと変わり、ゆったりとした温かみのある空間で腰掛けながら、庭園に並ぶクルマを眺めることができる。
シンボル棟では、ヒーローカーをステージで展示。建物上部にはクルマのグリルをモチーフとしたメッシュを取り付け、角度によって見え方が変わる。それはまるで建物が「魂動」しているかのように見える。
Specification
- 用途
- 展示会
- 構造
- S造+トラス造
- 面積
- 1501.1㎡
- 業務内容
- 基本設計・デザイン監修・工事監理
- 住所
- 東京都江東区
- 協力
- 映像 WOW.inc
- 施工
- 乃村工藝社
- 撮影
- ナカサアンドパートナーズ
- 窪田建築都市研究所在籍時担当案件